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 真言宗豊山派 
 虚空蔵菩薩 
 781-71 高知県室戸市室戸岬町 
 08872-3-0024 
 牟岐線牟岐駅からバスで3時間40分 

縁起

 大同2年、唐から帰った大師は、 この地を訪れて嵯峨天皇の勅願に より伽藍を建立し、虚空蔵菩薩像 を刻んで本尊として室戸山、最御 崎寺と号し、第24番の霊場に定め られました。その後寺運は大いに 栄え、嵯峨天皇を始め歴代天皇の ご信仰も厚く、足利時代には土佐 の安国寺に定められ、以後各武将 の寄進により七堂伽藍も整う大寺 院になりました。しかし年を経る に従って次第にさびれましたが、 元和年間(1615‐23)最勝上人によ り復興され、大正3年永江大仁師が 本堂を再建、現在に至っていま す。  徒歩の遍路道近くに大師が修行 された御蔵洞があります。

風景

 24番から39番までは"土佐国修行 の道場"と呼ばれ、最御崎寺はその 最初の札所になります。また23番 札所からは83Kmもある88力所中2番目に長い道のりです。  このお寺は、足摺岬の金剛福寺 が"西寺"と呼ばれるのに対し"東寺 "と呼ばれています。お寺への参道は 室戸岬から約700mの険しい坂道で したが、昭和45年ドライブウェー が開通し、駐車場からお寺までが 300m位の道のりになりました。  坂を登りつめて山門をくぐる と、境内には沢山のお地蔵様が並 んでいます。参道左手に太子堂、 左手に鐘楼が建ち、正面に四柱造 りの本堂、その手前に多宝塔があ ります。本堂の左を奥に進むと霊 宝殿、聖天堂、護摩堂が並び、そ の奥に庫裏が建っています。