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 真言宗豊山派 
 阿弥陀如来 
 780 高知県高知市一宮2501 
 0888-46-4141 
 土讃線土佐一宮から徒歩20分 

縁起

 弘法大師は大同年間、この地に 巡錫された折り、神宮寺(現土佐 神社)の別当寺として、百々山善 楽寺が建立され第30番の霊場と定 め大いに栄えました。  明治初年の神仏分離令に依って 善楽寺は土佐神社から離れ、続く 廃仏毀釈に依って廃寺となってし まい、本尊の阿弥陀如来と弘法大 師像は高知県南国市の29番国分寺 に預けられました。  その後明治9年に安楽寺は30番の 札所を開きましたが、昭和4年には 善楽寺の地に埼玉県与野市にあっ た東明院を移し、国分寺から大師 像を移して善楽寺は復興しまし た。その後色々と紆余曲折があり ましたが、安楽寺の住職が善楽寺 の住職を兼ねる事となり、両家の 檀家には住職一任の了解を取り円 満に現状で解決する事が出来まし た。

風景

 29番国分寺から国道28号線を 6KM程、パス停、一の宮東門を右に 曲がると間もなく正面に土佐一の 宮その左手に善楽寺が建っていま す。  これ迄高知市へ人ると30番札所 は、善楽寺(高知市一の宮)と安 楽寺(同市洞ケ島)の2カ寺があ り、お遍路を戸惑わせていました が、平成6年1月から札所を善楽寺 に統一することになりました。本 尊は今まで通り安楽寺に置かれ、 安楽寺の住職が両寺の住職を兼ね て、安楽寺は「三十番奥の院」と なりました。  これ以後はお遍路さんも悩ます に順礼が出来るようになりまし た。