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 真言宗御宗派 
 大日如来 
 799-11 愛媛県周桑郡小松町石鎚 
 08975-9-0142 
 瀬戸内バス石槌協前下車km 

縁起

 白雉2年(651)に役小角が星が森 で修行中、石鎚山上に蔵王権現が 現われましたので、その尊像を刻 んだのが始めといわれ、後に行基 菩薩が大日如来像を刻み、その胎 内に役小角の小像を納め、本尊と して堂守に安置したといわれま す。その後大同年間(806‐09)弘 法大師はこの寺に止まられ、42才 厄除けの星供の法を納め、堂宇を 整えて第60番の霊場に定められま した。  その後、神仏習合によって山岳 信仰の石槌山の別当寺となってい ましたが、明治初年の廃仏毀釈の 折に寺号をのぞき石鎚神社・横峰 社となりましたが、明治42年に信 者の助力によって横峰寺として独 立再興しました。

風景

 車を湯浪で降りるとあとは 3.5kmの急な坂道を歩いて登らねば なりません。美しい谷川に沿った 山路は登るに従って胸つき8丁の急 な坂道に変り88力所第1の難所とい われています。約2.5km登ったとこ ろに鉄の鳥居が建っています。弘 法大師が石鎚山に向って星供の修 法をされた場所で"星が森"と呼ば れています。  星が森からは目の前に1982mの石 鎚山を望むことがてきますが、こ こを少し登って坂道を少し降りる と仁王門があり、右手に庫裏が 建っています。そこから石段を上 ると右に本堂、左に向い合って大 師堂、その横に聖天堂が建ってい ます。本堂には本尊大日如来、脇 侍に石鎚蔵王権現と石仙菩薩、左 右に左大臣と右大臣が安置してあ ります。