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 神亀2年(725)行基菩薩の開創  
    で、1尺8寸の阿弥陀如来像を刻ん で安置し、仏光山・道場寺といっ  
    ていました。  その後弘法大師が唐に渡る時、  
    この海上を通ると夢の中に阿弥陀  
    如来が現われて、「層から帰った のちこの地にある1茎2枝の巨木で  
    如来と大師の像を造って安置せ よ」とのお告げがありました。大  
    師は帰朝後大同2年(807)この地へ 来られ、枝が2つにわかれた大木を  
    見付けてお告げのとおり2像を彫っ  
    て本堂に安置して寺号を郷照寺と 改め第78番の霊場に定められまし  
    た。  正応元年(1288)時宗の一遍上人  
    が行脚の途中この地に止まり、踊  
    り念仏の道場にしてかなり荒れて  
    いた堂宇を修復して宗派を一遍上  
    人の作られた時宗に改めました。 88力所中唯一の時宗の札所です。  |  
     住宅街の脇の高台にある郷照寺  
    の境内からは、眼下に宇多津の街  
    なみが広がり、天気がよければ塩 飽7島が見わたせます。急な坂道を  
    登って山門をくぐると境内には二  
    層屋根の本堂、その左に庫裏、本  
    堂横の石段を上がったところに大  
    師堂、その隣に鐘楼があります。  
    客殿の裏手にはすばらしい庭園が  
    あり、境内には枝ぶりの良い松や  
    刈り込まれた庭木が多く、瀬戸内  
    海の展望とあわせて美くしい整っ た感じのするお寺です。 
       本堂近くの地下洞には万体観音 堂があり、中には1万を越す観音像  
    がずらりと並んでいます。   |