馬頭観音

 
 ■作品寸法  巾 1.8尺×高 4尺   ■掛軸寸法          ■表装 本金梨地砂子縁 仕上
仏教における信仰対象である菩薩の一尊で観音菩薩の変化身の1つであり、「六観音」の一尊にも数えられている。観音としては珍しい忿怒の姿をとるとも言われ、柔和相と憤怒相の二つの相をもつが、日本では柔和相の姿はあまり知られておらず作例も少ない。そのため、通例として憤怒相の姿に対しても観音と呼ぶことが多いが、密教では、憤怒相の姿を区別して馬頭明王とも呼び、『大妙金剛経』に説かれ「八大明王」の一尊にも数えている。
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本金梨地砂子縁 仕上

金箔を細かい粉にしたもので、蒔絵、ふすま、絵画などにおしたり、散らして用いる古来からの技法です。蒔絵技法では、器物の表面に漆・膠を塗り,金,銀,などの梨地粉を蒔き,その上に透明漆を塗って粉の露出しない程度にとぐ技法。梨の肌に似ているところからこの名があり,鎌倉時代に始った。のちに各種の梨地が工夫され,粉の蒔き具合によって名称が異なり、すきまのないように蒔く梨地,金箔を置く刑部梨地,文様中に梨地を用いる絵梨地,雲形,霞形などを表わす叢梨地などがあります。