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佛道教経・八相涅槃図は上部に紺紙に金泥で佛道教経の経文を配置し、下部に極細密の八相涅槃図を配した、珍しい仏画で、極細密画(八相涅槃図は19.5�p×29.5�pの極小画面)、出山図誕生図は表装が細密描表具で蓮華が描かれ軸先にも同じ文様が漆で描かれるなど装丁にも一流の拘りがあり特に、その八相涅槃図は極細密画で19.5�p×29.5�pの中に描かれた逸品で美術館級の品物です。

八相涅槃図とは仏伝図の一種で、涅槃図を中心に、その左右に釈迦の生涯の主要な事績七つを描き、涅槃と合わせて八つの事績を描いたものです。
涅槃図はお釈迦様のご臨終のおすがたを表現したもので、四方を沙羅双樹に囲まれた宝台に、北を枕に横臥するお釈迦様を取り囲み、悲嘆にくれる諸菩薩、仏弟子や眷属、鳥獣が描かれています。

釈迦出山図
6年の苦行を終えたのち、さらに真の悟りを求めて雪山を出る釈迦。

釈迦誕生図
釈迦の誕生時、産湯を使わせるために9つの竜が天から清浄の水を注いだとの伝説がある。

商品の状態
本紙、表装ともに若干の染みがありますが、傷みはありません。