増し裏

二度目の裏打ちで増裏(ましうら)といいます。

 

   

次は2枚目の和紙を打ちますが、糊は水糊といって、ほとんど糊分が無いような程度で仕上がりの柔らかさを追求する為に極限の薄さで施工します。

 

接着が弱いので打刷毛で叩きながら和紙が本来持っている粘着を利用しながら裏打ちをしてゆきます。

 

  

そして今度は仮張りに貼り付けます。乾燥後は伸子張りと同じ理論でアイロンを掛けたように平面になっています。