真言宗石槌派 阿弥陀如来 793 愛媛県西条市州之内 08975-6-2745 次予讃線石槌駅から700m |
縁起 天武天皇の御代に役小角が石鎚
山中で修行をしていると、釈迦如
来が石鎚蔵王権現に姿を変えて現
われたので、この権現をお祀りし
たのが始まりといわれ、のち桓武
夫量が病気平癒を祈願され、その
霊験があらたかでしたので七堂伽
藍を建立し、勅願所と定めて金色 院の称号を賜わりました。
石鎚山は昔から修行の霊地で、 弘法大師はこの山に2度登られてい
ます。大師は四国霊場開創のとき
このお寺に止まられ、護摩供の秘 法を修め、第64番の霊場に定めら
れました。 山上の石鎚神社は大昔には石土
神社と呼ばれ、その後石鎚権現と 改め前神寺と1体となっていました
が、明治初年の神仏分離によって
石鎚神社が独立し、お寺の名前は なくなりました。明治10年に鐘楼
と大師堂が現在地へ移され、同22 年に前神寺の名前になって現在に
至っています。 当時は昭和23年真言宗御室派か
ら独立して、真言宗石鎚派総本山
となり、修験道も独立して石鎚派 修験道の総本山となりました。
お寺には文徳天皇をはじめ、歴
代の朝廷から仏像や経巻などを数
多く賜わり、寺宝として宝物殿に 保存しています。 |
風景 桜並木の参道を進み、境内には
いると堂々たる大師堂、鐘楼。右
手に薬師堂、護摩堂が並び、阿弥
陀如来をまつる本堂は石鎚山を背
にしてどっしりと建っています。
本堂前から右手奥、一段高いとこ
ろに蔵王権現社がおまつりしてあ ります。 |