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 時宗 
 阿弥陀如来 
 769-02 香川県綾歌郡宇多津町一四三五 
 10877-49-0710 
 予讃線宇多津駅から500m 

縁起

 神亀2年(725)行基菩薩の開創 で、1尺8寸の阿弥陀如来像を刻ん で安置し、仏光山・道場寺といっ ていました。  その後弘法大師が唐に渡る時、 この海上を通ると夢の中に阿弥陀 如来が現われて、「層から帰った のちこの地にある1茎2枝の巨木で 如来と大師の像を造って安置せ よ」とのお告げがありました。大 師は帰朝後大同2年(807)この地へ 来られ、枝が2つにわかれた大木を 見付けてお告げのとおり2像を彫っ て本堂に安置して寺号を郷照寺と 改め第78番の霊場に定められまし た。  正応元年(1288)時宗の一遍上人 が行脚の途中この地に止まり、踊 り念仏の道場にしてかなり荒れて いた堂宇を修復して宗派を一遍上 人の作られた時宗に改めました。 88力所中唯一の時宗の札所です。

風景

 住宅街の脇の高台にある郷照寺 の境内からは、眼下に宇多津の街 なみが広がり、天気がよければ塩 飽7島が見わたせます。急な坂道を 登って山門をくぐると境内には二 層屋根の本堂、その左に庫裏、本 堂横の石段を上がったところに大 師堂、その隣に鐘楼があります。 客殿の裏手にはすばらしい庭園が あり、境内には枝ぶりの良い松や 刈り込まれた庭木が多く、瀬戸内 海の展望とあわせて美くしい整っ た感じのするお寺です。  本堂近くの地下洞には万体観音 堂があり、中には1万を越す観音像 がずらりと並んでいます。