真言宗御室派 十一千手観世音菩薩 761-01 香川県高松市屋島東町屋島山 0878-41-9418 次高松駅から琴電バス屋島山上下車すぐ |
縁起 天平勝宝6年(754)唐からはるば
る来日した鑑真和上がここを通る
と屋島の山上に瑞光が見えたので
船をとめて屋島の北嶺に登り、仏
像や経典を納めて開基しました。 のち弟子の恵雲師がこの地に堂 宇を建て初代の住職となりまし
た。 弘仁6年(815)この地を訪れた弘
法大師は、瑳峨天皇の勅願により
北嶺にあった伽藍を南嶺に移し、
十一面観音菩薩像を刻んで本尊と し第84番の霊場に定められまし
た。その後戦乱によって衰退しま
したが、歴代の藩主によって修榎 され現在に至っています。 |
風景 屋島は標高282mの溶岩台地で、
屋根のような形をし、元は島で あったところから屋島といわれま
す。 屋島は源平の古戦場でもあり、
有名な観光地としてにぎわってい
ますが、ケーブルやドライブェー
によって簡単に登ることができま す。 山門をくぐり阿波藩蜂須賀公寄
進の四天門をくぐると境内は広々 として、正面の5間4面単層入母屋
造りの本堂は柱の朱色が鮮かで、
重要文化財に指定されています。
参道の右手には鐘楼、千体の観音 を祀る千体堂、大師堂などがあ
り、左手には庫裏、阿弥陀如来、 釈迦如来、鑑真和上の3人を祀る三
体堂等が並んでいます。本堂前に は根元が1本で幹から上が2本に分
かれている"相生の松"がありま す。また書院の裏庭は"雪の庭"と
呼ばれ白い疑灰岩が露出して四季
を通じて雪が積もったように見え ます。 |