←8番札所へ 一覧 10番札所へ→

 

  
 真言宗高野派 
 涅槃釈迦如来 
 徳島県板野郡土成町土成 
 0886-95-2080 
 徳島線鴨島駅から8km

縁起

 弘法大師が四国を巡られる途 中、この地で白蛇を見つけました が、白蛇は仏様の使いであること からここにお寺を建立し、白蛇 山・法淋寺と名づけたのが始まり といわれます。  その後寺運は栄えて、広い寺域 を持っていました。長曽我部元親 は京都へ登るに当って、先す身近 かな阿淡を攻めましたが、この戦 によって近郊の寺々は殆んど焼失 しました。  法淋寺もその例にもれずそのす べてを焼失しました。  その後正保年間(1644‐48)に山 号を正覚山、寺号を法輪寺と改 め、現在地に再建しました。  ご本尊は弘法大師が刻まれたと 伝わる釈迦如来涅槃像で、大きさ は80cmですが、火災にも難をのが れることができました。  涅槃とは、お釈迦様が80歳に なられ、沙羅双樹の下で最後の説 法をされ、入滅された時のお姿で す。

風景

 法輪寺は広々とした田園の中に 建ち、その風景に美しい色どりを そえています。  境内は土塀で囲まれ、焼け残っ た二層の山門には「正覚山」の額 がかがげられています。  門をくぐると境内には砂が敷き つめられ、イチ∃ウの大木がそび えています。正面に本堂、その右 に大師堂が並び、手前右に庫裏が 建っています。