真言宗高野派 地蔵菩薩 771-43 徳島県勝浦郡勝浦町生名 088542-3020 牟岐線立江駅から徳島バス『鶴林寺下』下車徒歩3km |
縁起 延暦17年(798)桓武天皇は当山
を勅願寺として伽藍を建立しまし
た。その後弘法大師がこの寺を訪
れ修行していると、紫雲たなびく 中に2羽の白鶴が黄金の地蔵菩薩を
互いに守りながら老杉の枝に舞い
降りました。大師は霊感を得て、 直ちに高さ1m程の地蔵菩薩を刻ん
で金の尊像をその胎内に納めて本
尊とし、山の形が印度の霊鷲山に 似ているとこから、山号を霊鷲
山、寺号を鶴に因んで鶴林寺とし 第20番の霊場に定められました。
その後真然僧正が七堂伽藍を完
成しました。以後皇室の信仰もあ
つく、蜂須賀公の庇護もあって寺
運は大いに栄え、多くの寺宝が今 も伝わっています。 |
風景 "おつるさん"の愛称で地元の人 に親しまれている鶴林寺も、以前 は阿波の三難所寺の1つといわれま したが、昭和38年山門前までドラ イブェ一が開通し、お参りが大変 楽になりました。 杉の大木のたち並ぷ参道を進む と、運慶作と伝えられる仁王像の 安置された山門が建っています。 門をくぐリ境内に人ると、樹齢千 年を越える老木が生い茂り、華厳 な趣がします境内右手に六地蔵を まつる六角堂、正面奥に護摩堂、 大師堂、本坊と並び、護摩堂手前 を右に57段の石段を登ったところ に本堂があり、本堂の前には寺の 名前にまつわる伝説の鶴の像が向 かい合っています。本堂右隣に五 智如来をまつる三重塔、鐘楼等が 建っています。 |