真言宗高野派 虚空蔵菩薩 771-51 徳島県阿南市加茂町龍山 08846-2-2021 牟岐線阿南駅から徳島バスで黒河下車道4.5km |
縁起 弘法大師は延暦7年(788)15才
と19才の時の2度にわたってこの地
で修行をされています。大師の著
『三教指帰』にも太竜嶽によじ登 り修行をされたと記されていま
す。 桓武天皇の延暦17年(798)勅願
によって弘法大師が開基し、本尊
の虚空蔵菩薩を刻んで安置され、
山号は舎心の霊蹟にちなんで舎心
山、寺号は山の名前から太竜寺と 号して第21番の霊場に定められま
した。 その後、一時寺運も衰えました が、天長2年(825)渟和天皇の命
によって再興されました。 昭和27年火災により堂塔の一部
や多くの寺宝を焼失しました。現
在の護摩堂、庫裏、楼門などはそ の後の再建によるものです。 |
風景 昔から阿波路では、焼山、お鶴 に次ぐ難所。といわれたこのお寺 も、全長2770m、101人乗りの超大 型□一プウェイの開通に依り山麓 がら僅か10分で山頂に着き、終点 から3分で山門へ到達出来るように なって、難所は解消されました。 二層の山門をくぐると境内は広 く参道の両側には樹齢千年といわ れる老杉がうっそうと茂り、その 奥に六角堂、護摩堂、庫裏等が建 ち並んでいます。さらに石段を30 段程上ると鐘楼門。それから74段 の石段を上ったところに弁天堂、 本堂、大師堂、多宝塔と多くの堂 塔が建ち並んでその荘厳さをただ よわせているところから"西の高野 山"と呼ばれています。 |