真言宗大覚寺派 薬師如来 798-41 愛媛県南宇和郡御荘町平城 0895-72-0416 宇和島駅からバスで1時間10分平城札所前下車 |
縁起 大同2年(807)弘法大師が平城天
皇の勅願を奉じてこの地を訪れ一
本の霊木から本尊の薬師如来と脇
侍の阿弥陀如来、十一面観音の三
尊を刻んで堂宇に安置し、開基さ れました。 その後当山に行幸された平城、
嵯峨の両天皇は一切経及び大般若
経を納められ「平城山」の勅額を
賜わったので、山号を平城山と号 し第40番の霊場に定められまし
た。 皇室は毎年勅使を下向させ護摩
供を修せられましたのでこの地方
を御荘と呼び、寺のある町を平城 と呼ぶようになりました。
かつては七堂伽藍も整い、48の 末寺を持ち寺領も2500石を賜わっ
たといわれます。その後火災のた め焼失しましたが、延宝6年、
(1678)宇和島藩主伊達公の祈願所 として本堂、大師堂が再建されま
した。 昭和34年本堂は焼失し4年後銅葺
き入母屋造りに再建されました。 平城天皇は薬子の乱でご退位後
この寺で剃髪されましたが、その
髪を納めたという五輪の塔が本堂 横に建っています。 |
風景 伊予国"菩提の道場"の第1番目札 所が観自在寺です。宿毛市から高 知県を離れ、国道56号線添いの御 荘町を北へ入ったところにありま す。 石段を上り山門をくぐると境内 左手に美しい石の多宝塔が見えま す。 正面にはコンクリート造りの新 しい本堂、その右手に大師堂が 建っています。また境内には十二 支を刻んだ石仏も並んでいます。 |