真言宗善通寺派総本山 薬師如来 徳765 香川県善通寺市善通寺町 0877-62-0111 土讃線善通寺駅から1.5km |
縁起 大同2年(807)唐から帰朝した
弘法大師は先祖の氏寺を建てよう
として、父善通師から荘園や邸宅
の喜捨を受け、かつて唐で修行さ
れた青竜寺に模して堂宇を建て、
父の名をそのまま寺号にして善通
寺、お寺の後の五つの山にちなん
で五岳山、三院号は大師の誕生し
たところから誕生院と名づけて第 75番目の霊場に定められました。
その後400年余りは寺運も大いに 栄えましたが、永禄元年(1558)三
好、香川両氏の戦火により堂塔を
ほとんど焼失しました。しかし歴
代藩主や有力者の援助と代々の住
職との努力によって復興され現在 に至っています。 |
風景 地元の人から"お大師さん"の愛
称で親しまれる善通寺は、市名も
同じ善通寺市の西郊にあり、高野
山、東寺と共に弘法大師三大霊場
の一つで大師誕生の地として知ら れています。 境内は約10万平方mという広大な
もので東院(伽藍)と両院(誕生
院)の二つに分かれています。東
院正門の関大門を入ると正面の金 堂(本堂は7間4面の堂々たる建物
で、右手に45mの五重の塔がそびえ ています。左手の楠は幹が10mを越
す老木で大師誕生の頃からあった
と伝えられます。本堂前前を右に
中門をぬけ再び仁王門をくぐると
西院で御影堂があり、大師の母玉
寄御前の御殿跡で大師誕生の地と
いわれています。納経所はこのす
みにあり、御影堂の関に霊宝館が
あり、館内には多くの寺宝が納め られています。 |